オフィス移転を指す範囲は広く、理由の1つに各企業によって内容が異なる点があります。ごく小規模もあれば大規模オフィスもあり、それぞれが掲げる目的も様々です。例えば、小規模であれば窓口となる担当者を1人おいて各業者への分離発注でも対応することができ、準備期間も短期間で済ますことができます。一方、大規模なオフィス移転の場合にはプロジェクトチームを編成するなどの準備をした上で臨む必要があり、規模によっては準備から移転まで1年程度かかるケースもあります。
オフィス移転の業者選びのポイントは、最も重要な点として依頼先のノウハウがあります。分離発注やワンストップに限らず経験のない業者に依頼をしてしまうと行程通りに進まなかったり、後々トラブルが生じる可能性が高くなります。依頼をするには、まず、複数の業者と面談を行い、目的、主旨を伝えると共に過去実績等も含めて確認をする必要があります。面談をすることで相手のレベルを把握することができ、見積を依頼すべきかどうか判断をすることが重要です。
注意点としては2~3社に押さえて面談をすることと、見積依頼では必ず同じ内容を伝えることがあり、必要資料は文書等にまとめて相手側に渡す必要があります。オフィス移転では費用の他に、OA関連の移動技術、また、情報漏洩対策レベル、法令の熟知度等に関しても確認をする必要があります。例えば、法令を上げれば関係するものとして、建築基準法、健康増進法、労働基準法、労働安全衛生法、消防法があり、移転内容に合わせて的確な提案をしてくれる業者を選ぶことが大切になります。
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