オフィス移転のポイント

成長していく企業において、企業の規模や販路拡大のためにもオフィス移転は重要な転機となります。移転費用は高額となりますが、それによって得られる企業拡大のチャンスは、将来に渡って得られる収益につながります。慎重かつ大胆な決断が必要となります。オフィス移転で重要なポイントは綿密な計画がいかになされたかにかかっています。

移転に伴う不動産の選定及び交渉から、オフィスレイアウトに伴う業者の選定など専門的な知識と経験が必要となります。オフィス移転をトータルにサポートする業者が全国に１００社ほどありますので、地元での実績などを加味して選定していきましょう。社内レイアウトなどの業者についても、よく吟味する必要があります。大手の会社になると多くの工程を下請け会社へ依頼するケースがほとんどです。

その場合に、納期などの取り決めも交渉時に密に行う必要があります。委託業者のスケジュールで動く場合には納期に融通が利かないことも想定しておきましょう。不動産賃貸などにおいて注意したいのが契約時の面積の測量方法です。坪単価あたりの賃貸料が発生しますので、契約時にどの程度含まれているのかを確認しましょう。

オフィスビルなどの賃貸では、トイレや給湯室などが共有の場合には契約面積に含まれない場合が多くありますが。１階すべてを賃貸する場合には、トイレやエレベーターホールなども契約スペースとして測定されています。また、柱などがある場合には１００坪と記載されていても、実際の内法測量では８０坪ということもあるため充分に確認した上での契約締結が重要となります。オフィス移転には相当の時間とコストがかかってきます。

まずは移転先のマーケティングも含めた情報収集で、成功する移転を目指していきましょう。